マタギの里の鉄道

秋田内陸縦貫鉄道に乗って阿仁のあたりを訪ねました。ブナ帯やマタギの里で知られますが、僕は昔この地域に縦横に敷かれていた鉱山鉄道や森林鉄道に興味があるのでいろいろ聞いて回りました。保存された車輌や鉄索、1875年製の貴重な赤いレールなどを見ました。でも、ちょっとの滞在では廃線跡など簡単に見つかるわけがありませんね。

白いガードレールのある道は阿仁合駅近くの高台で、かつて鉱山鉄道の起点になっていたところ。北海道からも技師が来たり昔はかなりの人口だったそうで驚きました。

左に建物のある開けた所は比立内駅近くのかつての貯木場の跡。森林鉄道の起点だったそうで、建物は今も森林事務所で、そのほか保育園や老人ホームの敷地になっています。

わずかですが収穫もあり充実した一日になりました。

復興の被災地

4月14日から17日にかけてJR東日本の企画切符で北東北を旅しました。その時の思い出です。

震災の被災地へボランティアに出かけてからちょうど10年たって、そろそろお訪ねしてもいいかなと思い三陸を再訪しています。

土地のかさ上げや防潮堤の整備で風景は一変していました。でも、復興はこれからも続くのでしょう。

三陸鉄道に乗車するのは、思えば1984年の開業の年以来じつに38年ぶりです。ほぼ乗客は僕一人で貸切列車状態だったので堪能しました。

深名線の面影

【2019年10月20日:天売・焼尻③】朱鞠内にて

島から戻った後、今は立派な国道275号線を快調に飛ばして朱鞠内湖畔までやって来た。この道路が未整備だったため、国鉄深名線はJR発足後も1995年まで生き長らえた。その鉄路で30年前に奥深い朱鞠内の集落を訪ねたことを思い出した。

この辺りの木々はすでに色づいています。