【青森旅行③④⑤】大鰐温泉という場所

津軽半島一周ドライブから戻り、夜遅くに大鰐温泉に到着した。もう4回目の訪問になる。というのも、初めて訪れた際に民宿河鹿荘の女将さんのことをすっかり気に入ってしまったからである。残念ながら、90歳に近い女将さんは体調をお悪くして医師の息子を頼って東京で入院中だった。しかし、今回は新たな収穫があった。30歳の同い年で同級生の3人がそれぞれUターンして地元に戻り一致団結してまちおこしを始めたという。駅前に開いたカフェバーを拠点にさまざまなまちおこしイベントを開いている。彼らの活躍を見るためにこれからも訪ねよう。結局、今回も予定を延ばし2泊することにした。

彼等のまちおこしの拠点である「From O」。

大鰐はもやしが名物で定番はもやしラーメン。

大鰐は川の町だが、橋のライトアップもまちおこしの一環である。

大鰐産のロゼワインがあり、山の上のホテルがワイナリーで販売もしている。

大鰐温泉駅には弘南鉄道も乗り入れ、懐かしい東急の車両が使用されているが、残念ながらこの鉄道もここ数年以内に休止になるとのこと。

【青森旅行③】津軽の鉄道めぐり

五所川原でレンタカーを借り一日かけて津軽半島を回ることに。はからずも往路は津軽の鉄道めぐりとなった。最初は津軽鉄道金木駅、次は同津軽中里駅。どちらも2017年3月以来の再訪である。そして、峠を越えて東海岸に至りJRの奥津軽いまべつ駅。同駅は新幹線停車数も乗降客数も全国一少ないことで知られている。さらに、竜飛岬にも近い休止中の津軽線三厩駅にも立ち寄った。新旧交代の図を目にすることになった。

【青森旅行②】本州最北の鉄路のあと

大間に向かう途中で立ち寄った大畑。かつては下北と大畑を結ぶ大畑線の終着駅大畑があった。1984年12月の年の瀬に父と二人でその路線に乗車するために訪れたっけ。1985年に大畑線は国鉄から下北交通に移管され、それも2001年に廃止された。

いま駅舎はバスターミナルとして活用されており、鉄道の設備もいろいろと保存されている。

集集線再訪

【2022年11月24日:沖縄・台湾旅行⑧】台南→二水→水里

集集線はお気に入りです。物資を集積するため集集と名付けられた町が中間にあり、海辺から山に分け入る路線です。

91年にはディーゼル機関車が客車を引き、99年にはディーゼルカーに変わり、今回再訪したらすっかり観光路線に変貌していました。

車内で凄まじいおばちゃん達と遭遇。鉄道ファンかと思ったら、ガンから回復した患者の旅行団と知り、元気になられて良かったなと思いました。それで結局、そのおばちゃん達としばらく行動を共にすることになりました!

突然の初対面

福岡空港から対馬への航空便が欠航で翌日の船便となり、博多で丸一日あいてしまった。ふと思い立ち諫早にいるハイラル出身のモンゴルの友人を訪ねることにした。といっても初対面。。。でも、突然の連絡にもかかわらず歓待してくれた。諫早で落ち合って車で長崎市内に向かい、出島の傍らのとても美味しい羊肉料理の店でご馳走してくれた。それから、海の見える丘の牧場に案内してくれた。友人は今そこでホースセラピーに関わる仕事をしているという。ナチンさん、今日は本当にありがとうございました!

やっぱり旅のハプニングって楽しいものですね。悪天候のおかげです。

往復4時間とそれなりのお金はかかったけど、得難い絆ができました。ただし、帰路に長崎駅から乗ろうとした「かもめ号」は悪天候のために運休になった。西九州新幹線開業前に最後の乗車と思ったのだが、、、

最後の大糸線

廃止になるかもしれない大糸線に往復乗車した。

行きの日中は鉄道ファンの団体列車だったが、帰りの最終は僕一人の貸切列車。

1981年の初乗りのときは、京浜東北色の旧型国電と確かキハ52系気動車を乗り継いだっけ。連れて行ってくれた父親と信濃大町でカレーライスを食べ糸魚川で赤ちょうちんに入り寝台特急北陸号で帰京した。

今はもう車輌も運用も変わって、あんな重厚なのではなくて軽快で味気ないのが走っています。

終着駅の糸魚川では、居酒屋でひとり新潟の地酒謙信を楽しんだ。

銘酒の小藩

霊峰鳥海山の山麓に位置する秋田県の矢島の町を訪ねました。

旧国鉄矢島線は由利高原鉄道鳥海山ろく線と名を変えています。

矢島藩は、江戸初期と明治初頭にのみ存在した不思議な小藩ですが、小さいながらも城下町としての面影があり、町には生活のためのお店などワンセットそろっています。

ある本荘の人によれば矢島の人はプライドが高いそうで、独立独歩の孤高の気質があるのかな。だからこそ、鳥海山観光では立ち行かなそうな盲腸線も今日まで存続しているのかもしれません。

出羽山地の東向こうの横手からこの路線に接続する予定で東由利まで敷かれていた羽後交通横荘線の鉄路はすでに1971年に廃止になっています。平成の大合併で、現在は矢島も東由利も本荘もすべて広大な由利本荘市の市域ですが、地域の一体性がどこまであるのか旅人にはわかりかねます。

銘酒「鳥海山」で知られる矢島の老舗天寿酒造の蔵開きは来週だそうで、訪ねるのがちょっと早過ぎた!