琉球から台湾へ

【2022年11月27日:沖縄・台湾旅行⑪】花蓮→基隆→台北

最後に台湾で訪ねればならなかったのは、基隆の和平島にある琉球漁民慰霊碑でした。8日前に石垣島で台湾にまつわる様々な文物を見学したあと、那覇、福岡、台北、台南から台湾山中を経て花蓮、基隆とずいぶん遠回りをしてたどり着きました。

沖縄と台湾の双方で両地域の相互交流や扶助の歴史を感じ、この円環的旅行は完結しました。

直線で結べばすぐの両地域間もコロナ禍で今は空路も航路も閉ざされているため、一筆書きの美しい道程にはなりませんでしたが、、、

ところで、この漁民像が指差す方向は琉球ではない。いったいどこだろう?

台14甲という道

【2022年11月25日:沖縄・台湾旅行⑨】廬山温泉→霧社(仁愛)→小風口→関原

霧社事件で知られる仁愛郷から合歓山を経て横貫道との合流点大禹嶺までを結ぶ14甲という道。標高3000mを超える箇所もあって雲海や山地民の集落を下に眺めつつ進みます。

20歳過ぎに越えた際には30kmくらいバスの通らない区間があって未舗装のジャリ道をザックを担いでてくてく歩きました(一部ヒッチハイク)。自分にとってはその後の旅の原点となった思い入れの深い道です。今回再訪したら全区間舗装されて昔の面影は感じられませんでしたが、それでも10kmくらいはバスがなく徒歩でつなぎました。スーツケースを引張っての行軍は初体験で疲れ果てたけど。。。

天下第一泉 廬山温泉

【2022年11月24・25日:沖縄・台湾旅行⑨】水里→日月潭→九族文化村→埔里→廬山温泉

台湾の山の奥の谷あいにある廬山温泉(日本名:富士温泉)へ。91年に来た時には昭和12年開業という畳敷きの古い旅館に泊まりましたが、さすがに今はもうなくて8階建てエレベーター付きの新しい旅館に泊まりました。

宿の若い主人夫婦がものすごく好印象だったので、お土産用に持っていた沖縄のちんすこうを差し上げました。また来ようと思います。

集集線再訪

【2022年11月24日:沖縄・台湾旅行⑧】台南→二水→水里

集集線はお気に入りです。物資を集積するため集集と名付けられた町が中間にあり、海辺から山に分け入る路線です。

91年にはディーゼル機関車が客車を引き、99年にはディーゼルカーに変わり、今回再訪したらすっかり観光路線に変貌していました。

車内で凄まじいおばちゃん達と遭遇。鉄道ファンかと思ったら、ガンから回復した患者の旅行団と知り、元気になられて良かったなと思いました。それで結局、そのおばちゃん達としばらく行動を共にすることになりました!

新店區 阿蘭姊薑母鴨

【2022年11月21日:香港・台湾旅行⑤】台北にて

台湾に到着して早速台北近郊新店の飲食街にある人気店で飲み食いしました。ここは鴨で有名で火鍋も手前の皿も鴨肉です。一緒にいるのは旧知のモンゴル族の先生です。早々に海外旅の感覚が蘇ってきました!

海外旅行のリハビリ

【2022年11月21日:沖縄・台湾旅行⑤】那覇→福岡→台北

二十数年ぶりに台湾へ行くことになりました。中国大陸に暮らしていた事情もあって足が遠のいていたのです。最後に行った頃はまだ携帯電話を所持していなかったな。ずいぶん変わったことだろう。

そもそも実に3年ぶりの海外です。忘れていることがたくさんある。パスポートすら家に置いて来そうになったし、いろいろリハビリしなきゃ。。。

写真の説明はありません。

山だけは変わらない

【九州旅行⑧:指宿開聞岳】

鹿児島まで来たら、39年前に父と登頂した開聞岳が懐かしくなって薩摩半島まで足を伸ばした。

あの時は真冬で南国とはいえ山頂にはかなり雪があったけど、今日は梅雨明けの炎天下でとても登山の気分じゃないな。平地を歩いているだけで熱中症になりそう。。。

JR日本最南端の西大山駅にも立ち寄ってみた。駅前に観光客向けの大きな店ができていて驚いた。

利尻富士や稚内駅は見慣れたけど、薩摩富士や西大山駅は四昔前以来で感慨深い。でも、山だけは変わりませんね。。。

東西で明暗を分けた

【九州旅行⑦:水俣】

少雨期にしか姿を現さない旧曾木発電所の建物。産業遺構であり今ではヘリテージングの対象だ。鹿児島県のかなり山奥にある。曾木の滝で取水して下流のこの場所で発電する。1909年だから113年前の完成。当時は相当の難工事だっただろう。余剰電力は約50km離れた水俣に送電した。今日はこれから県境の峠を越えて水俣へ。

突然の初対面

福岡空港から対馬への航空便が欠航で翌日の船便となり、博多で丸一日あいてしまった。ふと思い立ち諫早にいるハイラル出身のモンゴルの友人を訪ねることにした。といっても初対面。。。でも、突然の連絡にもかかわらず歓待してくれた。諫早で落ち合って車で長崎市内に向かい、出島の傍らのとても美味しい羊肉料理の店でご馳走してくれた。それから、海の見える丘の牧場に案内してくれた。友人は今そこでホースセラピーに関わる仕事をしているという。ナチンさん、今日は本当にありがとうございました!

やっぱり旅のハプニングって楽しいものですね。悪天候のおかげです。

往復4時間とそれなりのお金はかかったけど、得難い絆ができました。ただし、帰路に長崎駅から乗ろうとした「かもめ号」は悪天候のために運休になった。西九州新幹線開業前に最後の乗車と思ったのだが、、、